生活
スーパーマーケットを覗いてみると
海外のスーパーマーケットに行くと,国ごとにいろいろと特徴があるのが分かります。
フランスのスーパーマーケットを訪れて気付くのはそのヨーグルト売り場の充実度です。チーズ売り場が充実しているのは想定の範囲内だったのですが,同じ乳製品とはいえヨーグルトがこれほど充実しているとはびっくりしました。
日本でも知られた銘柄のヨーグルトなども含め,プレーン,脂肪の少ないもの,フルーツの入ったもの,ジャムの入ったもの,大体が125g入りのパックで4個パック,8個パックなどで販売されています。(ちなみにフランスのヨーグルトメーカー機も125g単位の小さいパックで作るようになっているものがほとんどです)日本であまり見かけないバニラフレーバーのものや,山羊乳のヨーグルト,最近フランスで大流行の豆乳で作ったヨーグルトも様々な種類があります。
もう一つ日本と比べて格段に充実しているのがチョコレート売り場です。 板チョコだけでも数十種類がずらり。プレーン,ナッツ入り,ガナシュ入り,ブラック,ミルク,ベルギー製,スイス製,フランス製・・・。それが,クリスマスが近くなるとさらに特設売り場まで登場。トリュフは勿論,さまざまな形をしたチョコレートが,小さな箱から大きな箱まで,一体みんなどれだけチョコレートを食べるのだろうと気が遠くなるほど,ずらりとうず高く積み上げられています。
フランスで生活するようになると格段にチョコレートとヨーグルトの消費率が上がるのは言うまでもありません。
レーヌ・クロード(Reine Claude)
フランスは今が一番果物のおいしい時期です。

上部左から、イタリア(白玉ぶどう)、マスカット・ハンブルグ(黒ぶどう)、白桃、レーヌ・クロード(緑玉プラム)
特に8月から9月にかけて、レーヌ・クロードという日本ではあまりお目にかかれない緑色のプラムが出回ります。このプラムはロワールの古城にゆかりのあるフランス王フランソワ1世の王妃クロードの名前が冠されており、フランスの人々に最も好まれている果物の一つと言われています。大きさは直径2.5センチメートル程で、緑から黄色の色合いをしています。糖度が高く皮も柔らかいため、口に含むととろけるような食感です。夏の終わりの短い期間しか手に入らないため、生で食べるだけでなく、ジャムにして保存もします。タルトにしても大変おいしいです。
この時期にフランスに来ることができず、希少なレーヌ・クロードを賞味できないと残念にお思いの方は、ぜひレーヌ・クロードのジャムをお持ち帰りください。こちらは一年を通して手に入れることが可能です。
レーヌ・クロードのジャム、(左)アルベール・メネス社、(右)ボンヌ・ママン社
フランスの駐車場事情
フランスの駐車場は国営(Vinci)と市営とがあります。フランスは路上駐車できるところが多くあります。よく言われていますが、縦列駐車で前後の車のバンパーに当てながら、駐車しても問題はありません。パリの一台の駐車スペースは狭い。だから、押しのけながらでないと駐車できません。地方都市では前後の車を押しのけなくても駐車できますが、パリではどのようにして駐車したのか、前後の車間がないのを見て、ビックリしてしまいます。
駐車場には有料と無料があります。有料の駐車場には「PAYANT」と道路に書かれています。
市営の駐車料金の支払いシステムはまず、バーキングメーターでチケットを買います。40分~1時間で1ユーロ。パリでは約3倍する場所もあります。
そして、自分の車のフロントグラスから見えるところにチケットを置きます。ワイパーに挟んでいる車も見かけますが、風で飛んでいったり、だれかに取られたりする恐れがあります。
そのチケットを市の駐車監視員や警察が巡回チェックします。
もし、買っていなかったり、時間がオーバーしていたら、駐車禁止となります。駐車違反の罰金を支払う用紙はワイパーに挟んでいます。罰金は1時間で11ユーロ。日本と比べて安く、駐車違反の車はよく見かけます。罰金が安いから、捕まったらアンラッキーと思っているのかもしれません。
ちなみに国営の駐車場は屋内で1時間1.5ユーロ、2時間で3.1ユーロ、1日最大10ユーロです。駐車料金を支払わなければならない時間帯は平日の大体9時~12時、14時~18時30分。祝日・日曜日は無料です。「MONEO」という小銭代わりに通用する電子マネーを持っていると、住民には市から特別料金が認められていて、有料時間の4時間半で1ユーロ、1日で1.5ユーロ、7日で6ユーロを支払うことになります。
この車は何?
トゥール市内 朝一番の空気を吸いながら、散歩を楽しんでいると、見たこともない車とバイクが行き来していました。思わず「この車は何?」と言ってしまいました。 クイズのようですが、皆さんはわかりますか?
清掃車です。これは電気式の小型清掃車。道路の隅を走り、水を散布しながらブラシで汚れを落としています。
これも清掃車です。白い箱の右に絵が描いてあります。写真では見にくいのですが、実は 犬 の絵が描いてあります。
このバイクは 犬の糞 の後始末用のバイクです。細い路地までも走り回り、後ろにあるホースを使って吸い取る形です。
これらの車はかなり朝早くでないと見ることはできません。 早起きは三文の徳といいますが、本には載っていない生活の一面を見ることができました。
トゥール市民の憩いの場所(2) ~Le Jardin Botanique~
今回は、トゥール市の西端にあるLe Jardin Botaniqueをご紹介します。前回ご紹介しました、Parc de Sainte Radegondeと同様、晴天の休日にはよくここに来て、リフレッシュをしています。入場無料で良いのか、と思うほどの充実ぶりです。飼育している動物はワラビー・クジャク・クマ・ブタ・ロバ・フラミンゴ・ヤギ・ウサギ・フェレット・インコ・アヒル・カメなどバラエティーに富んでいます。ブタやロバなどについては触ることができます。また植物園には温室を備えており、サボテンや熱帯植物を見ることができます。休日には木登り体験や昆虫展示もあります。近隣には大学の学生食堂もあり、学生気分で学食を楽しむこともできます。私にとって日常のたまった疲れを癒してくれる、貴重な公園です。
園内で人気者のクマですが、誰も見に来ないと、自分の部屋に戻り、一休みしています。
植物園の様子です。色取り取りの花が咲いています。
羽根を全開させ、サービス精神旺盛のクジャクです。
ヤギの親子です。仲良く遊んでいます。
温室に栽培している熱帯植物です。館内は30℃に保たれており、南国を感じさせます。
ワラビーが昼寝をしたり、ゴロゴロしています。
堀 正則 (ほり まさのり)
フランス・トゥールを中心とした情報を、日々の生活を交えながら皆様にご紹介ができれば、と思います。
フランス医療事情(実体験編)
ポイントカードですか?
フランスで働き始めてしばらくすると緑色でチップの入ったカードが届いた。どこかのお店のポイントカードと思って危うく捨ててしまうところであった。ところがどっこい、これこそが日本でいう保険証。まったく、命知らずのことをするところだった...フランスではCarte vitaleと呼ばれているこのカード、carteは「カード」でvitaleは「生命の」と言う意味で、まさに命と医療をつなぐカードである。このカードは医者にかかるときと処方箋が必要な薬を買うときには提示しなくてはならない。このカードのチップに生年月日や住所の他、いつどこでどの様な医療を受けてきたのかといった情報が入っている。
治療費いくらくらい?
フランスでは一般医での治療は70%社会保険、30%自己負担だ。一般医の診療は何をどれだけ見てもらっても1回の診療は22ユーロと決まっている。5年前は20ユーロだったのにこの5年間で2ユーロもUPしてしまった。日本だと初診とか二回目とかで診療代が変わるから、出費の目安はフランスの方が分かりやすいかもしれない。一旦全額の22ユーロを支払うが、気が付くと銀行の口座に70%分が払い戻されている。薬を買う場合は自己負担分しか薬局で支払わない。薬局が一時的に社会保険負担分を立て替えてくれる仕組みだ。薬はその種類にもよるが、だいたい65%くらい社会保険でカバーしてもらえる。
マッサージで保険きくの?
日曜日は貴重な睡眠日と際限なく寝ていたら、寝違えて背中が固まってしまった。恥ずかしながらも、どうにも背中が痛くて病院に行ったら「Kiné」の所に行きなさいと、処方箋が出された。一瞬事情が読めなかったが、フランスでは「Kinésithérapeute」と言う運動療法士がいる。リハビリをしたりマッサージをしてくれるのだが、マッサージもちゃんとした医療行為とみなされているこの国では一般医が処方箋を出してくれれば、マッサージに保険が適応される。60%社会保険、40%自己負担だ。10回分のマッサージの処方箋が出たので、それから週二回、5週間マッサージの至福の時間が訪れた。そこで疑問なのだが、エステでやってくれるマッサージはそれでは違法ではないのか?エステティシャンは上記のKinéではなく、医療行為をしてはいけないことになる。知り合いのエステティシャンに聞いてい見ると微妙な線引きがあるらしい。Kinéのマッサージは治療、エステのマッサージはリラックス...らしい。一緒ではないか ? まあ、日本でも似たような状況にあるが...
Cyclamed...薬のリサイクル
日本で処方箋を出してもらって薬を買うと、処方箋に記されている分しか薬局で薬を購入できない。当たり前のことだが、ここではそうではない。フランスでは処方箋が必要な薬も普通の売薬同様、きれいな箱に入って出てくる。一目見ただけでは普通の売薬と処方箋が必要な薬は見分けが付かない。 そこで例えば1回一錠を一日3回、1週間と処方されてもその処方された薬が一箱に30錠入っていれば、それを買って、残りの7錠は次回具合が悪くなるときのために取っておくか、go toゴミ箱だ。ところが、薬をゴミ箱に捨ててしまうと環境への影響が甚大らしい。それでは、いらない薬はどこにもって行くのか?薬局に持っていくのだ。(どの薬局でも構わない。)そうするとその薬は特別な焼却施設に集約され環境に影響がないよう処分される。いらなくなった薬は人道支援団体が再配分していたが、それも違法とみなされ2008年12月末日でその活動も終わってしまう。何となく寂しい気がするのは私だけだろうか?
病院に置いてあるCyclamedのパンフレット
処方箋が購入時に必要な鎮痛剤。
こんな感じに売薬と見た目変わらない。
動物の息づく街
十数年ぶりの大雪に見舞われました。気温差が少ない大陸性の気候であるこの地域では、雪が降ること自体が珍しいことのようです。下記の写真は私の勤めるフランス甲南学園トゥレーヌの校舎です。
公共交通機関への影響も大きく、生徒の帰寮が深夜(早朝)になるなど2009年の幕開けはフランスの自然の厳しさを感じさせるものでした。現在は落ち着きを取り戻し、学校にも活気が戻ってきています。
さて、本校のあるロワール河流域は、アンボワーズ、アンジェ、シノンといったお城やワインで有名です。トゥール、オルレアンといったフランスの歴史上、重要な都市が点在しており、「フランスの庭園」といわれ世界文化遺産にも指定されています。
ある日、その代表的なお城の一つである、シュノンソー城に行ったときのこと。
シュノンソー城は、正面玄関から、お城に向かって並木道が続いており、散歩コースとしてトゥールの人々に愛されています。
その並木道をあるいていると、そのほとりにある川(水路?)から何やら物音が・・・。
そ~っと覗いてみると、ビーバークン(ちゃん?)が一匹で戯れていました。
自然豊かなフランスでは、いたる所で色んな動物に出会います。本校からトゥールに行く途中でも、ご家庭で飼育(?)されているロバや牛、馬に会うことができます。校内を歩いていると鳥のさえずりが聞こえ、夜はハリネズミがトコトコと歩いています。
フランスにお越しの際は、是非目を凝らし、耳を澄ませてください。新しい発見があることでしょう。
トゥール市民の憩いの場所(1) ~Parc de Sainte Radegonde~
私は、晴天の休日にはよくここに来て、気分転換をしています。トゥールでは比較的広大な公園で、敷地の中にラマが飼われており、またラジコンカーのサーキット場があったりして、休日には家族連れで賑わっています。さらに公園の横にはロワール川が流れており、川縁の遊歩道も景色が良くて、沢山の人が散策をしています。日常の慌ただしく過ごしている時間を忘れさせてくる、そんなリラックスのできる場所です。
ラマです。のんびりゆったり過ごしているのを見ると、羨ましくもなります。
ラジコンカーのサーキット場です。この日はレースがありませんでしたが、少年がラジコンカーを持ち込んで爆音を響かせながら、気持ちよく走らせていました。結構本格的です。
公園横を流れているロワール川です。散策を楽しんでいるフランス人の方が多くいます。
公園内に川のような凹み(水は流れていません)があって、その上にかかっている橋です。
堀 正則 (ほり まさのり)
フランス・トゥールを中心とした情報を、日々の生活を交えながら皆様にご紹介ができれば、と思います。




