ロワールの城めぐり ブロワ城

ロワールの古城めぐりの基点「TOURSトゥール」から、のんびりとお城めぐりはいかがでしょうか?
参考:トゥールにはTGV利用し、パリモンパルナス駅から1時間、パリCDG空港駅からでも1時間45分です。トゥール駅正面噴水の先に観光案内所がありますので詳しくは尋ねてください。

BLOIS ブロワ城

場所:

TOURS市内から東方向55キロ、車で約1時間。高速道路を使うならばA10にてオルレアン方面に向かうことも可能。以前にご紹介したロワール河を遡る河の北側の道路を使うと、アンボワーズ城を過ぎショーモン城を過ぎたところにブロワという町があります。 駐車場はいたるところにあるので、車から降りて街をぶらぶらと歩き、城までの散策が良いです。また、城の裏手にも回るとそそり立つ城壁があり、なかなか見ごたえがあります。

列車ではトゥール駅からORLEANSオルレアン行きに乗ります。たとえばトゥール駅9:04→ブロア駅9:46、帰りはブロア駅16:16→トゥール駅16:53には到着です。30分に1本ほどの列車はあります。時刻表は駅内の切符売り場にて無料で手に入りますので確認してください。ブロア駅から城まではまっすぐの道路で非常に近いです。

ロワール河の右岸(北側)にあり、オルレアンとトゥールの中間点に位置します。ロワール河を見下ろす丘の上、起伏のあるところに街並みと城があります。

歴史:

古くから交通の要であったブロアは中世の時代は封建領主ブロア伯爵が領土としていた。12世紀初頭にはイギリス王家と姻戚をもち、英国王も出すほどの力があった。しかし、12世紀後半からブロワ家は次第に勢力を失い、14世紀末には領土をシャルル6世の弟ルイ・ドルレアン公爵に売却し、フランス王家の所有となった。
1498年ルイ・ドルレアンの孫ルイ12世が即位し、宮廷がブロアに移された。この時からこの城はフランソワ1世からアンリ3世までの6名の王の居城となる。
1577年アンリ3世は全国三部会を開き、その後1588年10月16日にも三部会が開催された。
歴史的に残る話は「ギーズ公の暗殺」です。総代官のギーズ公爵は国王アンリ3世を廃位させようとしていた。1588年12月23日王は会議のためにギーズ公をブロワ城に出頭させ、執務室に赴くように刺客を通して伝え、刺客はギーズ公を暗殺してしまった。
クリスマスの日にもギーズ公の兄弟ロレーヌ枢機卿も殺させてしまった。

建物内部:

13世紀から17世紀にかけてたびたび増改築が行われ、ゴチック様式からルネッサンス様式、古典様式と各時代の建築様式を眺めることができる。城の入り口は赤レンガと白い石枠造りのルイ12世翼棟の後期ルネッサンス様式。入り口上にはジャンヌ・ダルクのモニュメントがあります。



中庭に入って右にはルネッサンス様式のフランソワ1世翼棟があり、特に張り出した八角形の螺旋階段は傑作のひとつである。正面は17世紀前半に建てられたガストン・ドルレアン翼棟があり典型的な古典様式である。
フランソワ1世翼棟の3階にはギーズ公が暗殺された部屋があります。その時の様子は壁にかけられた絵画からうかがうことができます。
その他三部会の部屋、アンリ3世の部屋、フランソワ1世の象徴であるサラマンダー(火トカゲ)の暖炉、カトリーヌ・ド・メディシスの寝室やカトリーヌ・ド・メディシスの部屋には羽目板に隠し戸棚があるなど見どころはたくさんあります。



ロッジアのファサードは裏手のヴィクトル・ユゴー広場からの眺めが素晴らしいです。



時間に余裕のあるときは:

城を中心にした街並みを散歩するのも良いのですが、ロワール河に出て、橋を渡って対岸に行き、ロワール河越しに見る対岸のブロワ城の眺めもまたいいものです。



tajima.jpg 田島 正利 (たじま まさとし)

海外留学の経験を生かし、お勧めのフランスの町や古城をご案内します。




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