ロワールの城めぐり シノン城

ロワールの古城めぐりの基点「TOURSトゥール」から、のんびりとお城めぐりはいかがでしょうか?
 参考:トゥールにはTGV利用し、パリモンパルナス駅から1時間、パリCDG空港駅からでも1時間45分です。トゥール駅正面噴水の先に観光案内所がありますので詳しくは尋ねてください。

CHINON シノン城

場所:

TOURS駅から西南方向40キロ、車で約1時間。ひたすらまっすぐな道が続いています。 以前にご紹介したアゼ・ル・リドー城を過ぎ更に西に行ったところです。


列車ではトゥール駅からCHINONシノン行きに乗ります。
たとえばトゥール駅9:09→シノン駅9:52、帰りはシノン駅15:16→トゥール駅15:59。1時間に1本ほどの列車はあります。時刻表は駅内の切符売り場にて無料で手に入りますので確認してください。

TOURSの南西 LA VIENNE(ヴィエンヌ)川沿いに位置します。城内部の見学は崩れ落ちた部分が多いので、南側のヴィエンヌ川を渡ったところから振り向いてみる城は見ごたえがあります。

歴史:

古代ローマ時代から城塞が築かれていた高台に最初の城を築いたのは10世紀の諸侯ブロワ伯テオバル。1152年プランタジネット家の英国王でもあったヘンリー2世によって現存の城が築かれた。1205年フィリップ・オーギュストの手になり、国王の居城となった。シャルル7世がこの城をさらに強化していったが、15世紀末には宮廷はこの地を去り、その後は荒廃していった。現在廃墟となって残っている大部分は当時のままである。

建物内部:

1429年3月ジャンヌ・ダルクが初めて王太子のシャルル7世に会ったのはこの城の大広間であった。廃墟となった城の一角にはその大広間の暖炉跡があり記念碑がその横に貼り付けられています。ジャンヌ・ダルクはトゥールで甲冑をしたため、オルレアンへと向かい、1529年5月8日イギリス軍を退去させた。この時の攻囲戦は沈みそうになった国家を救い国民の再生への出発点になったというフランスにおいて大きな歴史のエピソードとなっています。
防御用のサン・ジョルジュ要塞、クードレー要塞、国王の居室、時計塔、庭園などを見学できる。

見学コース:

シノン駅から城まではヴィエンヌ川に沿ってデカルト通りからジャンヌダルクのモニュメントを見てジャンヌ・ダルク通りを歩きラブレーのモニュメントもあります。カルノ通りという橋を左に折れて渡る。振り向くと対岸の高台に城塞の姿を見ることができる。カヌーの盛んなところであり、練習している姿を見ながらその向こう側に広がる古い城壁とその下にある住居がすばらしい眺めです。もう一度橋を渡って戻り、左に折れ、シャルル7世通りを歩き、T字路を右に折れフランソワ・ミッテラン通りという坂道を登ると城の入り口に着きます。



城内へは堀にかけられた石造りの橋を渡り、時計塔の真下の門をくぐると右にチケット売り場です。城壁は長さ400メートル幅70メートルの細長い四角形です。深い堀で三つの要塞(サン・ジョルジュの要塞、中央の城、クードレー要塞)に分かれています。   城内見学後は眼下の曲がりくねった小路に中世の家屋が並ぶ旧市街をのんびりと歩きましょう。中世とルネッサンスの面影を保持しています。ワイン博物館もあり、カーブという洞窟内のワイン用自然貯蔵庫も見てみましょう。



時間に余裕のあるときは:

フランソワ・ラブレーを追ってみてはどうでしょうか。 シノンのランプロワ街にて弁護士の息子として1483年頃に生まれ、シノンから南西に8キロ行ったラ・ドヴィニエール(la Deviniere)村にある父の田舎家で暮らしました。ここはラブレー博物館となっており、建物は15・16世紀のルネッサンス式の家です。1930年から国の歴史的建造物の指定を受けました。書斎・寝室などを眺めたり直筆で書かれた原本や刊行作品、またマティスによって描かれた肖像デッサン画もあります。
ラブレーはモンペリエで医学を修め、リヨンで開業医となるが、「ガルガンチュアとパンタグリュエル物語」の作者でもあり、主人公のガルガンチュアは大酒のみであり、シノンの酒蔵で何杯もワインを飲み干すシーンが滑稽な文体で描かれている。国内外を転々とするが、1550年フランスに戻る。1553年消息不明になったが、近年になって遺産相続記録が発見され、この年に死去していたと確認された。70歳と考えられるため、1483年生まれであると考えられる。

ラブレーの銅像は トゥール市内にもあります。ロワール河沿いにあるトゥール大学手前のロータリー脇にあります。

*歴史ある城と古き街、また作家でもあるラブレーの作品を追ったり、シノンの赤ワインを堪能して想いをめぐらせてください。


tajima.jpg 田島 正利 (たじま まさとし)

海外留学の経験を生かし、お勧めのフランスの町や古城をご案内します。




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