ロワールの城めぐり ショーモン・シュール・ロワール城

ロワールの古城めぐりの基点「TOURSトゥール」から、のんびりとお城めぐりはいかがでしょうか?
参考:トゥールにはTGV利用し、パリモンパルナス駅から1時間、パリCDG空港駅からでも1時間45分です。
トゥール駅正面噴水の先に観光案内所がありますので詳しくは尋ねてください。

CHAUMONT-SUR-LOIRE ショーモン・シュール・ロワール城

場所:

CHAUMONT-SUR-LOIRE ショーモン・シュール・ロワール城 TOURS駅から東方向40キロ、車で約50分。ロワール河を上りアンボワーズ城の先、川を挟んで城が見えてきます。
鉄道にて行くことも出来ます。ORLEANSオルレアン方面行きにてONZAINオンザン駅にて下車です。駅からは徒歩で30分ほどですが、ロワール河の対岸の丘の上に見える城は優美な姿であり、川沿いに並ぶ民家とのマッチングにしばし、足を止めざるをえません。
時刻表を見てみます。たとえばトゥール駅9:04→オンザン駅9:35、帰りはオンザン駅12時代13時代15時代があり、トゥール駅行きになります。切符は駅内の切符売り場にて購入できますが、前日までに購入されることをお勧めいたします。

歴史:

CHAUMONT-SUR-LOIRE ショーモン・シュール・ロワール城 10世紀の頃 ブロワ伯ユドー1世がアンジュー公フルク・ネラの攻撃から守るために建てた要塞がショーモン城の始まりです。12世紀からアンボワーズ家の所有となり、第2代領主ユーグ・ダンボワーズは石のドンジョンを築きあげ15世紀まで王家にとっては最も重要な場所となります。
12世紀には取り壊し後再建され、13・14世紀と時代が流れ、ルイ11世に対する大貴族の反乱「公益同盟」に巻き込まれ、王はこの城を焼却して取り壊し、土地を没収したが、1466年ピエール・ド・アンボワーズは古い要塞を再構築することを決定し着手。1473年からはシャルル1世が工事を引き継ぎ1481年まで続けられました。シャルル1世の後継者で彼の甥であるシャルル2世は1501年ミラノ総督となるため城を譲らねばならなくなった時、枢機卿はショーモンに居を構えました。その後多くの建物が整理されてしまい、特に中世時代の要塞としての建物は残っていません。

CHAUMONT-SUR-LOIRE ショーモン・シュール・ロワール城 1560年アンリ2世の妻のカトリーヌ・ド・メディシスが城を買い取り、多数の占星術者を滞在させた。ノストラダムスがこの城でカトリーヌに未来の情景を映し出す鏡を見せ、ヴァロワ朝の終焉が近い事を知らせたと言う話は有名ですが、ノストラダムスがショーモン城に滞在したかどうかはわかりません。
アンリ2世の死後妻であるカトリーヌはシュノンソー城をアンリ2世の愛人であるディアーヌ・ド・ポワチエから奪い返そうとします。カトリーヌはディアーヌをシュノンソー城から追放してショーモン城に移しました。
ディアーヌはショーモン城の修復工事に取り掛かり、自身の頭文字を組み合わせた紋章を飾らせたりもしました。しかし、ディアーヌはこの城にはほとんど滞在することがなく、1566年の亡くなるまでには工事は完成しませんでした。未完成の部分における工事の再開は18世紀に入ってからでした。
19世紀の初めにナポレオンにより亡命を命じられたスタール夫人(批評家・小説家)がパリから移り住んだところでもあり、1810年の作品「ドイツ論」の中ではショーモン城での滞在にも触れています。
1875年からは大富豪の娘であるセイがブログリエ家と婚姻関係を結んだ際にショーモン城を購入した。財の限りを尽くして城を豪華な館に改造させ、毎日饗宴を開いていたが、1929年の破産後1938年に国が17ヘクタールの庭園と城を買い取りました。

建物内部:

CHAUMONT-SUR-LOIRE ショーモン・シュール・ロワール城 入り口は大きな跳ね橋にあり、建物はコの字型になっています。外観はやや質素に見えますが、城内には財の限りを尽くした美しいタピスリーや、16・17世紀の調度品や甲冑、18世紀のイタリア人アーティストによるテラコッタ製メダルコレクションなどが見られ、カトリーヌやディアンヌの部屋も残っています。
城から見る眼下のロワール河も良いですが、その向こうに見える広大な景色素晴らしいです。また、城手前の敷地内には別棟の厩舎があり、鞍具置き場や馬の調教場所として使われた円形の建物もあるので是非ゆっくりと眺めてください。

CHAUMONT-SUR-LOIRE ショーモン・シュール・ロワール城 CHAUMONT-SUR-LOIRE ショーモン・シュール・ロワール城

tajima.jpg 田島 正利 (たじま まさとし)

海外留学の経験を生かし、お勧めのフランスの町や古城をご案内します。




このページの上へ
Copyright(c) 2008 Bienvenue!en France All rights reserved.