ロワールの城めぐり アゼ・ル・リドー城
ロワールの古城めぐりの基点「TOURSトゥール」から、のんびりとお城めぐりはいかがでしょうか?
参考:トゥールにはTGV利用し、パリモンパルナス駅から1時間、パリCDG空港駅からでも1時間45分です。
トゥール駅正面噴水の先に観光案内所がありますので詳しくは尋ねてください。
AZAY-LE-RIDEAU アゼ・ル・リドー城
場所:
TOURS駅から西南方向23キロ、車で約40分。駅前からバスにて行くことが出来ますが、本数が限られていますので要注意。CHINONシノン行きです。たとえばトゥール駅前9:15→アゼ・ル・リドー10:05、帰りは11時代13時代15時代があります。切符は駅前のバス専用の案内所または駅内の切符売り場にてお尋ねください。
TOURSの南西 L'INDRE(アンドル)川沿いに位置します。本校からもほぼ同じ距離に位置します。アンドル川の川面に浮かぶ城はとても美しいです。

歴史:
徴税官でありトゥールの市長であったジル・ベルトロの父マルタン・ベルトロ(ルイ11世やシャルル8世の宮内財務官)は15世紀末頃、この領地を購入しました。これは12世紀にはリデル殿が所有していた土地で地名は彼に由来しています。アンドル川の浅瀬を見下ろす要塞化されたドンジョンが現在の塔の辺りに立っていました。
1418年裏切りによってパリを奪取し、国王シャルル6世を捕らえたイギリス・ブルゴーニュ側から王太子シャルルは1年来逃れていました。ブールジュに避難していた王太子は、ベリー、オルレアネ、トゥレーヌの諸地方を制し、悲劇的に狭められた王国を、軍隊と共に遍歴しつつ、絶えず馬に跨っていました。アゼーに立ち寄った時、要塞が閉じられているのに気がつきました。ブルゴーニュ側に同盟する隊長と350人の兵士が巡回路から罵倒してきた。後のシャルル7世は隊列をとめ、ドンジョンを攻囲し、奪取しました。守備隊は全員絞首刑にされ、村と城は焼かれました。
ジル・ベルトロは1518年相続し、1527年にかけて建造されました。1529年亡くなると城は接収されアントワーヌ・ラファンに与えられました。
多くの一族が受け継ぎ、最後はビアンクール侯爵家で、1789年から1899年まで4世代が住み、城の維持と修復に配慮しました。
文豪バルザックはこの城の近くのサッシェに滞在し、たびたびこの城を訪問し、舞台背景としてこのアンドル川の谷や美しい領地からインスピレーションを受けています。
1905年国が城を取得し、維持と修復が行われています。
建物内部:
建築は15世紀のフランス様式で初期ルネッサンス芸術の完璧な例を示し、屋根・窓・門扉などに特徴が見られます。
装飾はイタリア風であり、屋根の装飾切妻・柱・まっすぐな手すり水平の踊り場のある階段などに見られます。
内部では食堂のフランス様式の天井、フランソワ1世の寝室の暖炉、王と王妃が向き合う横顔の肖像がはめ込まれた階段の天井、大広間のルネッサンス様式の暖炉、青の寝室、16・17世紀のフランドルのタピスリーなど多くのコレクションがあります。
休憩:
城の内部を見学し、外に出ましたら、右方向に移動し、広い庭にてしばし芝生に座って眺めてください。引き込まれた川面に浮かぶ城、左右対称の建物、周りの木々、青い空に白い雲をのんびりと味わうと、きっとバルザックもこんな風にしてインスピレーションをわかしていたのかなーと想いにかられました。

3月末には枯葉を落とした木々の枝の向こうに城が見え、5・6月にはすっかり新緑の木々となり、季節により楽しみ方はいろいろです。




