ロワールの城めぐり ヴィランドリー城

ロワールの古城めぐりの基点「TOURSトゥール」から、のんびりとお城めぐりはいかがでしょうか?
参考:トゥールにはTGV利用し、パリモンパルナス駅から1時間、パリCDG空港駅からでも1時間45分です。
トゥール駅正面噴水の先に観光案内所がありますので詳しくは尋ねてください。

VILLANDRY ヴィランドリー城

場所:

VILLANDRY ヴィランドリー城 TOURS駅から西方向15キロ、車で約30分。
TOURSの南西 CHER(シェール)川沿いに位置します。この地からシェール川の上流東に45キロほどには有名なシュノンソー城があります。シェール川はこのヴィランドリー城の西にてロワール河に合流し、大西洋に注ぎます。
本校からは南西約14キロに位置します。

歴史:

VILLANDRY ヴィランドリー城 ここは14世紀に建てられコロンビエという名の封建時代の城でした。
16世紀初頭、フランス王フランソワ1世に仕え、軍司令官や財務大臣を務めたジャン・ル・ブレトンによって、もとのドンジョンのそばに新しくヴィランドリー城が着工され、1536年にルネッサンス様式の城が完成しました。ル・ブレトンはイタリア大使であった頃、ルネッサンスの造園技術を熱心に学び、この城を造るにあたっては現在のドンジョン以外は全て取り払われました。
ル・ブレトン家が約2世紀に渡って所有していたが、1754年プロヴァンス出身のカステラーヌ公爵の所有になり、庭も含めて改築・改造しました。
フランス革命の際、革命政府によって没収され、19世紀初頭皇帝ナポレオン1世の所有になり、兄のジョゼフ・ボナパルトに与えられました。
城が破壊された状態になっていた1906年、スペイン生まれのヨアキム・カルヴァロが城を購入。科学者・医者であるカルヴァロ博士は16世紀の城の修復と庭園の再現に専念し、世界的にも最も美しいルネッサンス式の庭園が出来上がりました。現在の所有者である曽祖父にあたります。

庭園:

VILLANDRY ヴィランドリー城 庭園 この城での見どころは 庭園 です。花の庭園、菜園、薬用植物庭園、果樹園などがあり、装飾庭園には花とツゲを使って愛をモチーフにした庭園があります。全庭園のツゲは全長52キロあるといわれ、薔薇もいたるところに咲き誇り毎年25万本の花を移植されています。野菜の苗を植えての菜園刈り込んだツゲの木で小区画に仕切られ、大きなかぼちゃやキャベツやセロリなどが庭園にマッチしており、ドンジョンから見る庭園全体は色彩的にも季節に応じて変化するなど見ごたえがあります。

VILLANDRY ヴィランドリー城 庭園 VILLANDRY ヴィランドリー城 庭園

建物内部:

大広間と食堂のルイ15世様式の木彫装飾、18世紀のサロンや緑の寝室などがあります。所有者家族の写真などもテーブルの上にさりげなく飾っていました。
この建物の中で目を引くのは イスラム天井 があります。15世紀にトレドで建てられたマクダ公爵の宮殿から来ています。この宮殿の四隅には四つのサロンがあり、それぞれが金や多色の木を使った格天井でできた丸屋根を持っていました。1905年に宮殿は取り壊され、そのうち三つの天井はそれぞれルーブル美術館とサンフランシスコ、マドリードの美術館に保存され、残る一つがここヴィランドリーに移されました。実際この天井を見ることは出来ますが、何せ天井なのでいささか首が疲れるのと幾何学模様になっているため目が疲れました。

休憩:

庭園を回り、城の内部を見学すると休憩タイム。気持ちの良いテラスにて地元で取れた野菜サラダとこのロワール地域のワインにて一息つきました。

tajima.jpg 田島 正利 (たじま まさとし)

海外留学の経験を生かし、お勧めのフランスの町や古城をご案内します。




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