2009年7月
フランスの駐車場事情
フランスの駐車場は国営(Vinci)と市営とがあります。フランスは路上駐車できるところが多くあります。よく言われていますが、縦列駐車で前後の車のバンパーに当てながら、駐車しても問題はありません。パリの一台の駐車スペースは狭い。だから、押しのけながらでないと駐車できません。地方都市では前後の車を押しのけなくても駐車できますが、パリではどのようにして駐車したのか、前後の車間がないのを見て、ビックリしてしまいます。
駐車場には有料と無料があります。有料の駐車場には「PAYANT」と道路に書かれています。
市営の駐車料金の支払いシステムはまず、バーキングメーターでチケットを買います。40分~1時間で1ユーロ。パリでは約3倍する場所もあります。
そして、自分の車のフロントグラスから見えるところにチケットを置きます。ワイパーに挟んでいる車も見かけますが、風で飛んでいったり、だれかに取られたりする恐れがあります。
そのチケットを市の駐車監視員や警察が巡回チェックします。
もし、買っていなかったり、時間がオーバーしていたら、駐車禁止となります。駐車違反の罰金を支払う用紙はワイパーに挟んでいます。罰金は1時間で11ユーロ。日本と比べて安く、駐車違反の車はよく見かけます。罰金が安いから、捕まったらアンラッキーと思っているのかもしれません。
ちなみに国営の駐車場は屋内で1時間1.5ユーロ、2時間で3.1ユーロ、1日最大10ユーロです。駐車料金を支払わなければならない時間帯は平日の大体9時~12時、14時~18時30分。祝日・日曜日は無料です。「MONEO」という小銭代わりに通用する電子マネーを持っていると、住民には市から特別料金が認められていて、有料時間の4時間半で1ユーロ、1日で1.5ユーロ、7日で6ユーロを支払うことになります。
夏のトゥールの風物詩、ロワール祭
フランス最長の川ロワール。トゥール市はそのロワール沿いに点在する古城めぐりの拠点として、古くから多くの観光客が訪れる観光都市でもあります。そのトゥール市が、夏のイベントとして主催する「ロワール祭」は、バカンス中に街のあちこちで様々な催しが繰り広げられる、いわばトゥレーヌ地方の観光目玉の一つです。
このイベントに合わせて、夏の間限定の河畔レストラン「ガンゲット」が、トゥール市を貫く目抜き通りにつながるウイルソン橋の袂に出現します。去る7月4日(土)、そこでフランス甲南学園トゥレーヌの生徒をメインにした日本文化紹介イベントが行われ、交流委員と日本文化研究部員、和太鼓部員の計24名が招待されて行ってきました。
<ロワール河畔の特設レストラン「ガンゲット」。多くの市民や観光客が午後のひとときを楽しみにやってきます。>
今回は、書道・折り紙アトリエ、茶道、和太鼓の紹介を行いましたが、その前にまずトゥール市の計らいで、生徒たちはロワール川の川下りを楽しみました。
<2艘の舟に分かれて、1時間の遊覧を楽しみました。世界遺産にも指定されているロワール川を昔ながらの舟で下るのは、なかなか貴重な体験です。ウイルソン橋の上にはためくのは「ロワール祭」の開催を告げる色とりどりの旗。トゥールの夏の風物詩です。>
川下りを楽しんだ後は、いよいよ"お仕事"。まずは書道と折り紙のアトリエです。
<熱心に書道と折り紙に取り組むフランス人。大人も十分楽しんでくれました。>
続いて、茶道。一つ一つの動作の作法と手順が全て決まっていることに驚くフランス人は少なくありません。
<正坐でお点前を受ける正客(?)。動作をじっと見つめていました。出来上がった抹茶は見物のお客さんにも配ります。初めて飲む抹茶のお味はいかが?>
最後は和太鼓です。プログラムが市のイベント情報誌にも掲載されていたので、演奏時間に合わせてつぎつぎとお客さんがやってきました。悠久の流れロワールをバックに、和太鼓の力強い響きが心地よく広がります。

<レストランの客席だけでなく、舞台を見下ろす堤防にも、見上げる川沿いの遊歩道にも、足を止めてしばし和太鼓の音色に聴き入る人たちがいました。演奏を終えて温かい拍手をもらう瞬間が、部員たちの至福の時です。今回もアンコール2曲が追加されました。>
フランス人は長い夏の一日を楽しむのが上手です。手作り感あふれる素朴なイベントですが、豊かな自然との一体感を味わいつつ、のんびりと時が流れていくすてきな午後でした。




