Fete du pain(パン祭り)-フランスの田舎の典型的なお祭り
今回は、フランスの田舎の典型的なお祭りの様子をご紹介します。
ご存知のように、フランスは9月が新学期。新しい学期の始まりとともに、毎週末、各地でにぎやかな催し物が行われますが、このパン祭りもそのひとつです。
ロワールの古城めぐりの拠点として有名なトゥールの町から北へ車で30分ほど上ったMontreuil en Touraineという小さな村で、20年前から行われているこの祭りは、今ではすっかり有名になり、近隣から大勢のお客さんが、さまざまなパンを目当てに集まります。

パン祭りのパンはこの釜で焼かれます

パン祭りのメイン会場。古い館全館を使ってパンを売ります
今回この祭りの主催者から、私の勤務するフランス甲南学園トゥレーヌの和太鼓部が演奏依頼を受けたため、生徒たちと行ってきました。
祭りといってもこちらのものは、日本のような神事を中心としたものではなく、各村がそれぞれ自慢の農産物などを買ってもらうために行う、いわゆる村おこし的な行事で、カボチャ祭り、リンゴ祭り、エスカルゴ祭り・・・など、いかにも農業国らしいフランスの一面がうかがえる、素朴な祭りがほとんどです。

フランスの田舎の古びた館と和太鼓の不思議なコラボ
さてこのパン祭りは、Montreuil村に残る大きな館の跡(というかほとんど廃墟)とその敷地を使って催されます。敷地いっぱいに屋台が並び、隅っこには子供向けの遊び場も用意されています。そして館の前には、急ごしらえのメインステージが陣取り、地元のバンドや奥様コーラスなどが出演します。
和太鼓もこのステージの前で演奏しました。その館の古いパン焼き釜で次々とパンが焼かれ、建物内に数え切れない種類のパンが所狭しと並べられていました。人々はそれぞれお目当てのパンを、大量に購入していました。

会場の周りには、ポニー(きっと村人の誰かの所有でしょう)乗り場があったり、地元の芸術家が自分の作品をテントいっぱいに並べていたり、古楽器を演奏する親子がいたりと、手作り感あふれるイベントに心があったまる思いでした。
皆さんもぜひ一度、こんな素朴な祭りを味わいに、フランスに来てみてください。

【祭りの様子】

ヌガー屋さん。子どもの好きなアメ類を扱っています

バンデ地方(大西洋岸)から牡蠣を売りに来た親子

洋梨を煮込んだご自慢の製品(説明書付)に自信ありげ

ソーセージ屋さん。種類はとても豊富です

フランスの古楽器を演奏する親子




